プレートが反ってしまった時の処置
何度もアイロン掛けをすると、段々プレートが反ってきてしまう。
特に120℃位の温度でアイロン掛けをすると、すぐに反る。
反ってしまうと机に置いてもガタガタしてしまうので、作業効率が非常に悪い。
何とかプレートの反りを直せないか、試行錯誤をしてみた。
熱湯+手での矯正が一番効果的と思う
プレートを、沸騰したお湯の中に入れて数秒放置。
プレート全体が温まったと思われたら取り出し、手で逆反りをさせて、プレートが冷えるまで保持。
プレート自体が熱いし、剣山が痛いので、タオルで包んで持つと良い。
とりあえずコレが一番反り修正に効果がありそう。
何度もやると樹脂が脆くなって割れるが、そうなったらプレートの寿命って事で買い替えれば良いと思う。
アイロンビーズの道具② アイロン・プレート・ピンセットなど
アイロンビーズに必要な、ビーズ以外の道具をまとめて書く。
とりあえず最低限必要なモノだけ。
1、アイロン
アイロンであれば何でも良いと言えば何でも良いが、「温度調整が出来る」「アイロンがけの面が平ら」であると良い。
一般的なスチームアイロンだと、底面に蒸気噴出孔が開いているので、その個所に熱が均一に伝わらずムラになってしまう事がある。
襟掛け用のミニアイロンもあるが、大抵180℃の温度固定。
筆者は最初は持っていたミニアイロンを使っていたが、プレートが曲がってしまった。
ビーズの処理自体は高温だと一気に溶けて楽ではあったが。
一般的におススメされているのは、パナソニック製のドライアイロン。
筆者はパッチワーク用のミニドライアイロンを購入した。
2、プレート
これは中華セットのモノで十分だと思う。
ダイソーのプレートだけは注意。間隔が狭く、綺麗にビーズが並ばない。
3、ピンセット
出来ればビーズの内径より先端が細いモノが良い。
カワダのナノビーズ専用のピンセットが売っているので、それを使っている人が多い気がする。
個人的には先端が曲がっている方が好きなので、中華セットに付属しているピンセットの先端を削って使っている。
4、アイロンペーパー
ビーズに直接アイロンを掛ける訳にはいかないので、何か敷物をする。
専用のペーパーが売っているが、クッキングシートで十分だと思う。
アイロンビーズの道具① ビーズ
アイロンビーズは様々なメーカーが発売しているが、サイズは大きく分けて2種類ある。
また、同じサイズであっても、混ぜて使うと上手く溶け込まなかったり、形がいびつになってしまったりする。
その辺りのビーズの仕様について記載する。
1、アイロンビーズのサイズ
直径5mmの通常ビーズと呼ばれるもの、直径2.6mmのミニビーズと呼ばれるもの、大きく分けてこの2種類がある。
メーカーによって呼び方は様々だが、とりあえず「通常」「ミニ」として紹介する。
小さな子供が手に取って遊んでいるイメージがあるかもしれないが、それは大抵通常ビーズで、ミニビーズはかなり小さい。ミニビーズは細いピンセットを使って並べる。
筆者はおっさんなので、ミニビーズを扱っている。そのため、このブログでも紹介はミニビーズのみとなる。
2、アイロンビーズの材質
地味に重要となってくる、材質問題について。
冒頭に記載した『同じサイズであっても、混ぜて使うと上手く溶け込まなかったり、形がいびつになってしまったりする』というのは、この材質が影響している。
もっと色々種類があるかもしれないが、筆者が扱ったことのあるものの特徴を紹介する。
①PE(ポリエチレン)
溶け具合:溶けにくい(120℃くらい)
硬さ :硬め(いわゆる柔らかいプラスチック)
その他 :ブランド品はこの材質である事が多い
②PVC(塩化ビニル)
溶け具合:溶けやすい(80℃くらい)
硬さ :柔らかい(いわゆるゴム)
その他 :Amazonの48色セットとかに使われている事が多い
塩ビはあまり熱すると有害ガス(ダイオキシン)が出るので注意
③EVA(エチレンビニルアセテート)
溶け具合:溶けやすい(80℃くらい)
硬さ :柔らかい(いわゆるゴム)
その他 :これもAmazonの48色セットとかに使われている事が多い
塩ビに似ているが、こちらは安全性が高い
④PS(ポリスチレン)
溶け具合:溶けにくい(120℃くらい)
硬さ :硬い(いわゆるプラスチック)
その他 :滅多に見ないが、たまにある。
最初に中華セットを買って、後から単色を買い足したりすると、アイロンがけの時にムラが出て気付く事が多い。
PVC・EVAとPEは混ぜて使うとダメ。
もちろん、同じ材質でもメーカーや色味によって若干の融点の違いがあるので、一概には言えないところはある。
3、ミニアイロンビーズのメーカー(ブランド)
こちらももっと種類があると思うが、筆者の知っているところだけ。
「品質」については、バリ処理や長さのバラつきを独断で。
「価格」もタイミングによって変わるので、参考程度に。
①東京商会 アイロンdeビーズミニ
材質:PE
品質:〇(但し、他のブランドに比べ、全長が若干短い)
種類:△(31色くらい)
価格:△(22銭/粒)
その他:
「トーカイ」「X Sense」という通販サイトで販売しているので、その名前で呼ばれることもある。
単色1000・6000粒、アソート6000粒が売られている。
アソートは何でかわからないけど、品質が悪く色も微妙。買うなら単色。
在庫一掃セールを良く見かけ、8銭/粒くらいの値段で買えることもある。もしかしたら取り扱いを辞めるのかもしれない。
②Nico Rate ミニアイロンビーズ
材質:PE
品質:〇
種類:〇(243色)
価格:△(19銭/粒)
その他:
公式サイトとAmazonで販売。正月やGWなどの節目にセールをやるので、その時に買うのがおすすめ。
2022年で色のラインナップを増やしたっぽい。筆者は2023年7月から始めたので、その辺は良くわからない。
入れ物はチャック付きの丈夫な袋なので、それも良いポイント。
③カワダ ナノビーズ
材質:PE?(自信ない)
品質:?
種類:△(48色、単色購入は47色?)
価格:△(25銭/粒)
その他:
一番有名だが、扱ったことはまだ無い。
もし使う機会があれば、詳細を書く。
④ARTIKAL ヒューズビーズミニ
材質:EVA?(自信ない)
品質:?
種類:〇(186色)
価格:△(18銭/粒)
その他:
外国製で、日本代理店はピクセルピコ。
最近「アーティカルビーズ」って名前にブランド名を変えたっぽい。
ブランド品で唯一のソフトタイプ。
これも有名だが、扱ったことはまだ無い。
⑤創&遊 ミニミニアイロンビーズ
材質:PE
品質:△
種類:△(XX色)
価格:〇(5銭/粒)
その他:
単色10000粒と大容量だが、とにかく安い。
品質も△としたが、若干バリがある程度で、それほど悪くない。
メインをPE素材にするなら、ラインナップに有る色はこれで揃えるのが経済的だと思う。
⑥ダイソー ミニアイロンビーズ
材質:PS
品質:×
種類:×(XX色)
価格:〇(5銭/粒)
その他:
100均のダイソー。2000粒入りで100円で売られている。珍しいPS素材。
ちょっと品質がイマイチではある。硬い素材なのでバリはそうでもないが、長さのバラつき・内径のバラつきが気になる。
安いし店頭で買えるので、一回使ってみても良いと思う。
⑦シマタロウ アイロンビーズナノサイズ
材質:PS
品質:〇
種類:△(22色)
価格:△(18銭/粒)
その他:
Shop Shimataroというお店で販売されているアイロンビーズ。
これも珍しいPS素材。
バリも全然無くて品質は良い。
但し熱すると縮むのか、他のビーズと一緒に使うと段差になってしまう。
色数も限られてしまうので、これで全て揃えるのも厳しく、非常に惜しい製品。
⑧Amazonの中華製セット
これはひと纏めで。
PVC製のものしか扱ったことが無いけど、品質はそんなに悪くない。
透明が凄く透き通っていて綺麗なものもある。
プレートやピンセットがついてくるものもあるので、手っ取り早く始めたいならこれもおススメ。
ビーズだけ欲しいなら、96色セットが値段的にもおススメ。
4、筆者のおススメ
とりあえずAmazonでプレートとピンセット付きの48色セットと、ビーズのみの96セットを買ってみるのが良いと思う。
96セットの色で、基本的には色のバリエーションも足りるはず。
それで続くなら創&遊でラインナップに有る色はまとめ買いし、Nico Rateで細かい色を買うのがおススメ。
中華セットは恐らくソフトタイプなので、混ぜないように。